国家発展改革委員会、国家統計局、生態環境部(省)はこのほど、「統一的で規範化された二酸化炭素(CO2)排出量統計算定システムの迅速な構築に関する実施プラン」を発表し、全国レベルと地方レベルのCO2排出量統計算定制度を構築する方針を明確にした。新華社が伝えた。
CO2排出量統計算定は、CO2排出量ピークアウトとカーボンニュートラルを着実に進めるための重要な基礎であり、政策を制定し、業務を推進し、検査を展開し、交渉を進め約束を履行する上での重要な拠り所だ。
同プランは、2023年をめどに、職責がはっきりした、分業が明確で、連携のスムーズな部門間の協力メカニズムを基本的に構築し、統一的で規範化されたCO2排出量統計算定システムをおおよそ完成させることを打ち出した。また2025年をめどに、統一的で規範化されたCO2排出量統計算定システムをさらに充実させ、データの質を全面的に向上させ、CO2排出量ピークアウトとカーボンニュートラルの取り組みのために全面的で、科学的で、信頼できるデータによるサポートを提供することを目指すとしている。
同プランは、(1)全国・地方のCO2排出量統計算定制度の構築(2)業界・企業のCO2排出量算定メカニズムの整備(3)重点製品のCO2排出量の算定方法の構築・整備(4)国家温室効果ガスリスト編成メカニズムの整備、の4項目の重点任務を明確にするとともに、(1)統計の基礎を着実に突き固める(2)CO2放出の要因バンクを構築する(3)先進的技術を応用する(4)方法学の研究を展開する(5)支援政策を整備する、の5項目の保障措置を提起した。さらに組織・協調、データ管理、成果の応用について業務上の要求を打ち出した。(編集KS)
「人民網日本語版」2022年8月21日