商務部の束珏婷報道官は1日、「米国側は最近、輸出規制措置を乱用し、半導体関連商品の対中輸出を規制しているが、中国側はこれに断固反対する」と表明した。
商務部が1日に開いたオンライン定例会見で、記者からは「米半導体大手エヌビディアは31日、AI任務を高速化する最新のフラグシップGPUであるA100とH100の対中輸出を規制するよう、米政府から要請されたと発表した。中国商務部は本件についてどう論評するか。この措置は中国のテック企業の経営にどのような影響を及ぼすか」との質問があった。束氏は次のように回答した。
中国側は関連状況に留意している。米国側は最近、輸出規制措置を乱用し、半導体関連商品の対中輸出を規制しているが、中国側はこれに断固反対する。米国側の措置は公平な競争の原則に背き、国際的な経済・貿易ルールに違反している。中国企業の正当な権益を損ねるばかりか、米国企業の利益に深刻な影響を及ぼす。国際的な科学技術交流と経済・貿易協力を妨害し、世界の産業チェーン・サプライチェーンの安定と世界経済の回復に衝撃を及ぼす。米国側は直ちに間違ったやり方をやめ、中国企業を含む各国の企業を公平に扱い、世界経済の安定に資することをするべきだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年9月2日