農業サービス貿易は、海外と農業関連のサービスを売買する貿易形式だ。中国農業農村部(省)の馬有祥副部長は2日に開催された第1回国際農業サービス貿易カンファレンスで、「制度開放加速、イノベーションリード強化、発展構造最適化、交流プラットフォーム構築という4つの面から農業サービス貿易の発展を推進しなければならない」との見方を示した。新華社が報じた。
新たなテクノロジー革命や産業変革が起こり、デジタル技術が、農業生産や流通、消費の各方面に幅広く浸透し、農業サービス貿易の内包が継続的に充実し、外延が拡大し続け、農業の生産前、生産中、生産後の各部門をカバーするようになっている。
馬副部長は4つの面から農業サービス貿易の発展を推進しなければならないと指摘する。
1つ目は、制度開放加速だ。農業サービス貿易のパイを大きくし、公平、公正、合理的な農業サービス貿易ルール形成を推進し、サービス貿易の障壁を低くしたり、取り除いたりし、世界の農業サービス貿易発展のために良好な制度的環境づくりをしなければならない。
2つ目はイノベーションリード強化だ。農業サービス貿易の質を向上させ、農業サービスの多元要素の集約を継続的に促進し、農業サービス貿易製品のイノベーション、応用のイノベーション、テクノロジーのイノベーション、スタイルのイノベーション、組織の革新を推進し、さらに質が高く、コストが安く、グリーンな農業サービスを提供しなければならない。
3つ目は発展構造の最適化だ。農業サービス貿易ボーナスをシェアし、さらに多くの国や地域が世界の農業サービス貿易発展に溶け込むようリードし、マルチエージェント供給拡大を促進し、南北の経済格差を少しずつ縮小させ、利益連結メカニズムを整備し、農業サービス貿易の付加価値をできるだけ小農に還元しなければならない。
4つ目は交流プラットフォーム構築だ。農業サービス貿易協力、農業サービスの分野の交流を強化し、実践経験をシェアし、基礎研究を強化し、幅広いコンセンサスを築かなければならない。(編集KN)
「人民網日本語版」2022年9月4日