3日、2022年中国国際サービス貿易交易会(CIFTIS)において、「中国保険業の質の高い発展フォーラム」が初めて行われました。中国銀行保険監督管理委員会の責任者がフォーラムで紹介したところによりますと、中国はすでに世界第2の保険市場に成長しており、業界の資産総額は27兆元(約548兆7000億円)近くに達しているということです。
また、現在、中国では、60歳以上の高齢者人口は2億6400万人に上り、養老保険市場の需要は非常に大きく、いかに高齢者のニーズに合わせた保険商品を作り、高齢者の真のニーズに応えられるサービスを提供するかが、今、中国の保険業界が真剣に応えるべき重大な課題です。
これについて、銀行保険監督管理委員会の肖遠企副会長は、「保険会社は養老保険に対する高齢者のニーズに耳を傾けてそれを理解し、長期にわたって地道に努力を積み重ねていかなければならない」とし、保険資金の投入方向について、「大規模かつ長期の保険資金をカギとなる業界に投入して、実体経済にサービスを提供すると共に、保険業界の精算技術やサービスネットワークの優位性を利用して、防災や減災、保障システムの構築を支援しなければならない」と述べました。
「中国国際放送局日本語版」2022年9月4日