「ヘルメットと専用ウェアを着用し自転車に乗るのがSNSで流行している」「数十人でチームを作り自転車を100キロ漕ぐ」各地で最近、自転車ブームが生じている。フィットネス、ファション、テクノロジーなどの新しい元素により、長年鳴りを潜めていた自転車が再び脚光を浴び、新たな消費ブームを巻き起こした。交通用と屋外運動の機能を兼ね備える自転車の販売が増加を続け、ミドル・ハイエンドモデルの自転車はオンラインでも実店舗でも売り切れが続出している。
記者が複数の自転車専門店を取材したところ、多くのロードバイクが今年に入り売り切れになっていた。北京市西城区の自転車ブランド旗艦店の張店長は、「1万元クラスの大会用ロードバイクがこの2カ月、全国的に売り切れになっている。予約は3カ月待ちだ」と述べた。
複数の専門家によると、「3カ月待ち」になっている一部の原因は感染症で、海外ブランドのミドル・ハイエンドモデルの生産能力が不足している。
珠海の自転車部品企業の責任者である劉春生氏は、「国産ブランドは供給チェーンが整っており、生産能力の急拡大で市場シェアを占めようとしている。当社が生産する国産変速機は輸入の不足を補った。取引先は調達後、安全で安定的な国内産業チェーンを構築しており、今年に入り売上が前年同期比で6割超増えている」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年9月14日