世界最大手の清掃機器メーカー、独ケルヒャーの担当者がこのほど人民日報記者の取材に応じ「中国経済は安定的に回復しており、ポジティブなシグナルを発している。われわれの対中長期計画に変わりはない」と語った。中国では、消費が高度化するのに伴い、衛生や健康に対する関心も製品へのニーズも高まっている。中国市場は当社に新たな成長機会をもたらすと確信しているとして、意気込みを見せた。
この担当者によると、同社の2大主力事業である家庭・園芸用品と業務用清掃機器は、長年にわたって中国市場で売り上げを伸ばしてきた。特にこの2年間、売り上げ規模は、市況の低迷が続く中でも成長を遂げてきた。
「われわれは現在、業務や操業の再開を順次進めており、下半期の業績に強い自信を持っている。中国の科学技術は近年、目覚ましい発展を遂げており、イノベーション環境は年々改善し、より開かれ、包摂的になっており、イノベーションや創業の精神に満ちていることがはっきりと感じられる」
宇宙ステーションの建設・利用から、産業の転換や消費の高度化に至るまで、中国の技術革新は各所で見られる。特に、第5世代移動通信システム(5G)、人工知能(AI)、ビッグデータ、ブロックチェーンについては、中国政府が科学技術を重視し支援を強化していることで高い競争力を有していると語った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年10月5日