公安部が8日に発表した統計データによると、今年9月現在の全国動力車保有台数は4億1200万台で、うち新エネ車は1149万台となっている。第1-3四半期に全国で新たに登録・登記された新エネ車は前年同期比98.48%増の371万3000台。
業界関係者は、「自動車メーカーが新エネ車の新車を集中的に発売し、これに優遇・補助政策が加わり、新エネ車保有台数の急増を力強く促した」と述べた。
乗用車市場情報連席会は、9月の新エネ乗用車メーカーの卸売台数は前月比5%増、前年同月比約90%増の66万4000台にのぼると予想した。
乗用車市場情報連席会の崔東樹秘書長は、「このほど売れ行きが好調なのは、これまでの消費の引き出しと政策の働きかけによるものだ。また新エネ車の市場への供給が改善され、これにガソリン価格の高止まりが重なり、電気自動車の受注拡大をけん引した」と述べた。
比亜迪を例とすると、9月の同社の新エネ車販売台数は前年同月比183.07%増の20万1300台。同社の「10万台突破」は今年7カ月連続で、初めて「20万台」の大台に乗った。
また、自動車メーカーは下半期になり集中的に新車を発売し、ブランドの競争力を高めている。スマート高級電動SUV「問界M5 EV」が9月上旬に正式に発売された。9月30日には「蔚来ET5」の交付が始まった。理想汽車も最近、新車の「理想L9」「理想L8」「理想L7」を立て続けに発売した。
乗用車市場情報連席会は、「ディーラーは国慶節連休中に各種マーケティング活動を展開した。また小規模のモーターショー、新車の集中的な発売、マイカー旅行のブームなどが加わり、販売台数を支える」と発表した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年10月10日