海外メディアは最近相次ぎ、北京など感染症流行のピークを乗り越えた中国の都市で営業と生産の再開が加速し、消費の活力が高まっていることに注目している。道路を走るトラックの台数、国内便の本数、出国便の予約件数、映画館の来場者数が増加。感染症の予防・抑制措置が最適化されたことで、中国経済は力強く回復すると共に、世界経済の安定と成長を後押しする大きな作用を果たす見通しだ。

　フランス通信社（AFP）は1日、北京ではクラブ、ライブハウス、バーに若者が集まり、上海ではマスクをつけた若者が外灘（バンド）近くの通りで新年を迎え、武漢では真夜中の鐘と共に人々がお祝いの風船を飛ばしたと報じている。

　中国では防疫政策の最適化によって、北京など多くの都市で正常な生産と生活が戻り、経済の活力が回復した。

　多くの海外メディアは、中国の感染症予防・抑制政策の最適化によって、中国経済が回復するという楽観的な見方を示している。シンガポールの『聯合早報（Zaobao）』はエコノミストの話を引用し、2023年の中国経済はより速く、より強く回復する可能性が次第に高まっていると伝えた。

　ブルームバーグの観察によると、北京、成都、武漢などで地下鉄の乗車率が元旦前の1週間に40－100％増、交通渋滞が約150－240％増となり、これらの地域の住民が職場や買い物、飲食店に戻っているのが示された。

　ブルームバーグによると、経済・社会の活発さは感染症流行前の水準を大きく下回っているが、北京などの都市で活力が急速に回復していることから、感染症流行の波が過ぎれば中国経済は予想以上の速さで回復する可能性がある。

　『フィナンシャル・タイムズ』はシティバンクのアナリストの話を引用し、中国の2023年の社会消費品小売総額が11％増の50兆元に上り、1月中旬までに主要都市のほとんどで感染症流行のピークを過ぎるとの見方を示した。報道によると、投資家とアナリストは「これからの1年はさらに明るい」と予測している。

　ロイターは国泰君安国際チーフエコノミストの周浩氏の見方を引用し、「全体的に、我々は中国経済の最悪期がすでに過ぎ、力強い回復が目の前にあると考えている」と報じた。

　「中国網日本語版（チャイナネット）」2023年1月7日