米「FXStreet」ウェブサイトは経済学者の分析を引用して、中国による防疫措置の最適化で、今年は世界の観光業界が大きく飛躍すると予想した。逆風があるにもかかわらず、2023年の国際旅行者数はコロナ禍前の80-95%に上る見込み。例えばマレーシアでは、強力な観光活動が同国のGDPを少なくとも1%押し上げる可能性がある。
シンガポール「ザオバオ(聯合早報)」は、中国が国民の海外旅行を再開したことは、中国人観光客がシンガポールに戻ることを促進し、現地の消費を後押しすることで、年間20億シンガポールドルの小売売上高を生み出すと試算した。シンガポール政府観光局国際局大中華圏首席代表兼事務局長のAndrewPhua(潘政志)氏は「シンガポールと中国の間で旅行が再開したことは、シンガポールの観光業成長とビジネス交流に役立つだけでなく、世界の航空ハブとしてのシンガポールの地位を強化するだろう」と話した。
アラブ研究院のカマル所長はメディアの取材に対し、中国はエジプトを含む多くの国にとって重要な観光客供給国であり、中国人観光客の訪問は旅行先となる国の収入増につながると答えた。さらに重要なのは、中国経済が持続的に上向き、世界経済の回復に力強い原動力を注入していることだとしている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年3月5日