就業は人々の生計に関わる、経済運営を合理的な区間内で保つための重要な支えだ。政府活動報告は、今年の都市部新規就業者数の目標を1200万人前後と設定し、就業問題の解消を優先した。これは経済による民生改善の重要な手配だ。
今年の都市部新規就業者数の目標の設定は現実的だ。今年に入り経済運営が全体的に好転し、就業情勢が持続的に改善しているが、中国の就業総量の圧力が依然として残されている。今年都市部での就業を必要とする新成長労働力は1662万人に、大卒者は1158万人にのぼる見込みで、いずれも近年としては最大の規模だ。同時に労働者の技能素養と就職先の需要の間に差があり、構造的な矛盾も比較的目立っている。就業促進の任務はより厳しくなる。
経済運営が依然として複雑な情勢に直面するなか、今年の新規就業者数の目標が昨年よりやや上がったことは、民生への強い重視を示しており、安定成長に向けた強い決意を伺える。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年3月7日