1-2月の主要経済データに見る民間企業の自信

中国網日本語版  |  2023-03-21

1-2月の主要経済データに見る民間企業の自信。

タグ:経済データ 民間企業 零細 企業

発信時間:2023-03-21 15:37:32 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 経済の変化を最も早く感知するのは中小企業だ。国家統計局がこのほど発表した今年1-2月の主要経済データは多くの積極的なシグナルを発した。うち小型企業PMIは2021年5月ぶりに景況判断の分かれ目となる50%を上回った。

 2月の中国の製造業購買担当者指数(PMI)は前月比2.5ポイント増の52.6%で、2カ月連続で50%を上回った。企業の規模を見ると、大型企業PMIは1.4ポイント増の53.7%、中型企業は3.4ポイント増の52%、小型企業は4.0ポイント増の51.2%。国家統計局サービス業調査センター高級統計学者の趙慶河氏は、「各規模の企業の景況度が上がったが、うち小型企業PMIは2021年5月ぶりに50%を上回った」と解説した。

 上述したデータが発表された国務院新聞弁公室の15日の会見で、国家統計局報道官、国民経済総合統計司長の付凌暉氏は、「昨年は長い間、小型企業製造業PMIが50%を下回っていた。2月には52.6%に上がり、近年としては高い水準に達した。同時にサービス業PMIも55.6%と近年としては高い値に達した。これは企業のマインドが好転中であることを充分に説明しており、また今年の経済安定回復に理想的なミクロの基礎の支えがあることを示した」と述べた。

 「安定回復」は同日の会見で何度も取り上げられたキーワードで、中国経済運行の序盤戦の状況を概括した。付氏は、「安定回復は主に、生産の需要の回復と好転、雇用及び物価の全体的な安定、経済循環の漸次的な改善、経営主体の活力の強化に見られる」と述べた。

 注意すべきは、民間企業と高度に重なり合う小型企業と零細型企業の活力及びマインドの改善がより顕著だったことだ。付氏は、「1月と2月の状況を見ると、企業の生産、特に零細型企業の生産が改善中だ。一定規模以上の工業企業のうち、零細型企業の1-2月の工業付加価値額は前年同期比2.4%増で、大型企業の伸び率を上回った」と述べた。

 国家統計局工業司首席統計学者の王新氏はこれについて、「1-2月に中小企業を対象とする減税・費用削減及び金融サポートなどの政策が奏効した。一定規模以上の工業企業のうち、私営企業の付加価値額の前年同期比の伸び率が昨年12月を1.5ポイント上回り、零細企業は1.7ポイント上回った。伸び率がすべての一定規模以上の工業企業を上回った」と分析した。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年3月21日

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