20日付「ニューヨーク・タイムズ」は、UBSによるクレディ・スイスの買収は、世界的な金融恐慌を防ぐための過去1週間の取り組みの最もドラマティックな一幕だったと伝えた。このスイス政府が数日内に大急ぎで促した取引は、この167年の歴史を持つスイスの誇りだった機関が倒れたことを意味する。非常に慌ただしい取引だったため、UBSはクレディ・スイス買収による財務へのすべての影響を完全に想定する時間がなかったとアナリストに告げたほどだ。双方は最後の時になるまで合意に至る確信を持っていなかった。消息筋によると、UBSは18日夜に約10億ドルの買収額を提示したが、クレディ・スイスの取締役会は保有する不動産の価値がそれに見合わないとして拒否した。クレディ・スイスは今後、大規模な人員削減を迎える可能性がある。ロイター通信によると、クレディ・スイスのチューリッヒ本社だけでも人員削減が1万人の規模にのぼる可能性がある。UBSは買収により独占禁止法違反に関する調査を受ける可能性がある。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年3月21日