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世界の金融システムにとって今後最大の挑戦は、金融市場のリスクと地政学的なリスクの起こりうる共振作用にある。国際金融の政治化と武器化の流れが現在ますます顕著になっている。これを背景とし、香港の国際金融センターの建設は地政学的な駆け引きや金融安全の駆け引きに対する充分な敏感性を保ち、金融発展及び安全を全面的かつ統一的に計画する必要がある。香港は「双循環」の優秀担当者としての力をさらに発揮し、大陸部金融市場との相互接続を促すべきだ。同時に「一帯一路」及び粤港澳大湾区の建設のチャンスに焦点を絞り、多極化の流れにおける地域の産業チェーン・サプライチェーンの再構築及び発展により良く協力するよう金融市場を導き、人民元のグローバル化を促すべきだ。香港は世界と合致する安全で制御可能な金融インフラの建設においてリーダーシップを発揮し、フィンテックと金融監督管理科学技術のイノベーションを充分に促し、デジタル通貨及び決済技術の革命のチャンスを把握し、海外関連の金融インフラの自主安全制御水準を高めるべきだ。（筆者・黎晨 香港中文大学准教授、全国港澳研究会会員）
「中国網日本語版（チャイナネット）」2023年3月24日
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