中国工業・情報化部のチーフエンジニアで報道官の趙志国氏は、国務院新聞弁公室の20日の会見で、「第1四半期の中国工業・情報化発展は安定的なスタートを切り、安定しつつ好転する流れを呈した」と述べた。
データによると、第1四半期の一定規模以上の工業企業の付加価値額は前年同期比3%増で、昨年第4四半期の伸び率を0.3ポイント上回り、昨年10月以降の持続的な伸び率低下の流れを覆した。
趙氏は、「業界別に見ると、汎用設備、自動車、化学繊維業界の生産が1-2月の減少から増加に転じた。非鉄金属、建材、電気機械、専用設備などの伸び率が1-2月よりも上がった。重点製品を見ると、粗鋼の生産量が前年同期比で6.1%増、発電機が7.5%増、家庭用冷蔵庫が8.4%増。プラスチック製品、バッグ・カバン類、汎用機械設備、自動車などの輸出が依然として好調で、前年同期比で2桁台の増加を実現した」と説明した。
第1四半期の製造業投資額は前年同期比7%増で、全国の固定資産投資額の伸び率を1.9ポイント上回り、2年連続で同期の高い基準を踏まえた上で高い伸び率を維持した。
また第1四半期は先進製造業の発展の流れが良好だった。インダストリアルインターネットのネットワーク、プラットフォーム、安全の3大機能体系が完成し、中核産業規模が1兆2000億元を突破した。第1四半期のハイテク製造業固定資産投資額は前年同期比15.2%増。新興製品である新エネ車の生産量は22.5%増、ソーラーバッテリーは53.2%増。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年4月21日