中国メーカーは上海モーターショーで、自社の新しい、絶えず深まる自信を示した。この自信はSNSによって世界各地に届けられる。配信者たちはドイツ自動車ブランドが先頭集団に入れない理由を説明した。独誌「Manager Magazine」が18日、伝えた。
フォルクスワーゲン(VW)の調達担当者は、「2021年の時点で一部の変化が注意されていたが、当時はそれほど深く理解されていなかった」と述べた。中国の自動車市場は今や欧州人に把握されなくなった。
中国の自動車メーカーは明るい華やかな舞台で大きな自信を示した。この自信はライブ配信によって全国に伝えられる。モーターショーには曹心悦(音訳)さんのような配信者が集まり、リアルタイムで動画をネット上にアップする。曹さんは新車の前でショート動画を撮影し、直ちにSNSに投稿した。彼女の動画は数百万人の視聴者を集めた。彼女は黒いワンピースを着て、ある中国自動車メーカーの新車の前に立ったが、なぜそこを選んだのだろうか。曹さんは、「同社は中国で急成長しており、技術進歩もスムーズだ」と語る。独老舗メーカーはその市場シェアを心配する必要があるだろうか。若い配信者は笑い、「ここで何が起きているか見てください」と話す。
実際に展示ブースは混雑していた。数十人の中国人が曹さんのように動画を撮影していた。その一方で独メーカーの展示ブースは閑散としていた。曹さんは「新たな自動車ブランドが誕生すれば、これは新たなトレンドがこの国にやってきたようなものだ」と語る。ドイツ人はそこで脇役を演じるしかない。内燃機関により数十億ドル稼いでいるが、上海モーターショーの展示ホールで、真剣に独メーカーをPRしている人はほとんどいなくなった。
上海モーターショーは自動車業界の新たな基準になった。VWは先ほど、合肥市で10億ユーロを投資し、スマートコネクテッドEVの研究開発・イノベーション・調達センターを建設すると発表した。あるドイツ車マネージャーがこの投資の意義を疑っていたならば、上海の旅でより深い理解を得られることだろう。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年4月21日