中国原子力持続可能な発展フォーラム2023年春季国際サミット会議が26日、開かれた。中国原子力業界協会は「中国原子力発展報告2023」青書を発表した。
青書によると、中国は2030年までに運転中の原発の設備容量で世界一になり、世界の原発産業構造においてより重要な地位を占める。35年までに中国の原子力発電量が総発電量の10%前後を占め、22年の2倍になる見込みだ。
データによると、中国が建設中の原子炉は24基、総設備容量は約2681万kWで、全体規模で世界一を維持している。中国大陸部で運転中の原子炉は54基、総設備容量は5682万kWで世界3位。原発設備容量が全国の電力設備容量に占める割合は2.2%。
原発建設が着実に進められる中、自主イノベーション力も大幅に強化されている。中国原子力発展年間報告首席専門家、国際原子力機関元副主任の王毅靭氏は、「中国の原発設備の自主化及び国産化能力がさらに上がっており、主要原子炉設備の国産化率が90%以上にのぼっている。22年の国内の原発主要設備交付量は累計54台・セットで、過去5年で最多となった」と説明した。
青書は、中国の原発設備容量が今後さらに拡大し、原子力の利用がさまざまな役割を演じ、核技術応用産業が中国の新たな経済成長源になると予想した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年4月27日