第133回中国輸出入商品交易会（広交会）はオフライン展示を全面的に再開し、世界各国から来場者を迎えた。約3万5000社の国内外企業が同じ舞台に立ち、百万点の製品が展示され、開幕から2日間で66万人以上が来場した。

　多数の事業者が広交会に集まったことは、中国経済に対する自信と期待を示している。会場を埋め尽くした外国企業や過去最高の数となった出展企業は、中国発展のチャンスをつかもうと、中国市場の恩恵を共有することを期待して提携の拡大を熱望している。300件以上の新製品発表イベント、40件以上の「貿易之橋」マッチング会、そして輸入商品の特別購買会などがあり、すべての関係者はビジネスチャンスを共有できるようになっている。

　広交会は1つの縮図だ。第1四半期に中国経済の回復が加速したことは、中国経済の巨大な粘り強さと潜在力を示した。第1四半期の中国の輸出入総額は前年同期比4.8％増の9兆8900億元で、新規輸出受注額が増えた企業の割合は3カ月連続で前月を上回った。対外貿易は全体的に安定しつつ上向いており、中国経済の先行きは明るい。広交会で「中国製造」が世界の人々にコストパフォーマンスの良い製品を数多く提供し、中国の超大規模市場が各国の優良製品に大きなスペースを提供していることは、中国経済の力強い活力を反映している。

　広交会は1つのプラットフォームだ。このプラットフォーム上では「中国製造」が継続的にイノベーションの強化をリードし、チェーンの強化と補完を進め、ミドル・ハイエンドに向かっていることを確認できる。今回の広交会には製造業の「ニッチトップ」、専精特新（専門化・精密化・特徴化・斬新化）の「小さな巨人」が数多く出展した。貿易の新しいトレンドと市場の新しい需要に対し、出展者は新製品、新技術、新工法をもたらし、越境ECや総合サービスなど貿易の新業態を模索することで、現代化された産業体系で世界により安定的、安全、効率的なサプライチェーンを提供している。

　広交会は1つの窓だ。世界の視線は展示会を通じて中国市場に注がれている。国際情勢がいかに複雑で不安定でも、中国は常に開放の拡大、手を携えた協力を進め、ハイクオリティな発展を加速させることで、世界に新たなチャンスを提供してきた。広交会も中国と世界各国の経済・貿易関係の発展を促進する独特な作用を発揮し、引き続き開放拡大の役割を果たしながら、中国と外国の経済・貿易協力を強化する重要な架け橋となるだろう。

　「中国網日本語版（チャイナネット）」2023年4月28日