国連(UN)経済開発担当局次長のナビド・ハニフ(NavidHanif)氏はこのほど、新華社の独占インタビューに応じ、現代化の推進、国際開発協力の促進、エネルギー転換の推進などにおいて中国が蓄積してきた豊富な知識と経験は世界と共有する価値があるとの見解を示した。
同氏は、過去数十年にわたり中国が貧困解消、工業化、新技術応用において非常に大きな進歩を遂げてきたと述べた。巨大な人口を抱える中国は、貧困解消などの分野において称賛に値する成果をあげ、世界と共有すべき豊富な経験がある。中国式現代化の歩みは中国に効果的で、他国もそこから学んで参考にすることができる。
「各国の発展の歩みは自国の国民が掌握し、自国の国情に沿ったものでなければ効果を発揮できない」。同氏によると、国家は互いに良い政策と手法を学ぶ必要があり、中国が自身の経験を示して共有することは、一部の国が国情に合い、優先事項と需要に沿った現代化モデルを選択するのに役立つ。
今年は「一帯一路」共同建設構想の提唱10周年に当たる。同氏は「一帯一路」構想が世界の開発協力を促進し、南南協力を通じて関連国・地域の開発目標実現を後押しする作用が認められていると指摘した。構想の実施から10年間に、持続可能な開発目標の実現、グリーン交通、グリーンインフラ建設などにおいて蓄積された知識、達成された成果、もたらした影響はいずれも他国が共有する価値を持つ。こうした共有を通じて、国際社会は「一帯一路」構想に対する理解を深めることになる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年5月1日