今年のメーデー連休中(4月29日から5月3日)、文化・観光業界が力強い回復の勢いを示した。全国の連休市場は平穏で秩序正しかった。文化・観光部データセンターの試算によると、全国の国内観光客数は前年同期比70.83%増の延べ2億7400万人で、2019年同期の119.09%まで回復した。国内観光収入は128.90%増の1480億5600万元で、19年同期の100.66%まで回復。
文化・観光商品の供給が豊富だった。文化・観光部はメーデー連休中に「5・19中国観光日」テーマ月間イベントを開催し、各種文化・観光公益措置を打ち出した。
優遇措置で文化・観光消費を刺激した。各地は「5・19中国観光日」テーマ月間イベントに合わせ、文化・観光関連の優遇イベントを開催した。観光地の入場料減免もしくは割引、文化・観光商品券の支給などを行った。
文化・観光の融合がより顕著になった。メーデー連休中、文化博覧・展示鑑賞、文化パフォーマンス、国風・国潮が観光の新たなトレンドになった。「観光+パフォーマンス」「観光+展示鑑賞」「観光+博物館」が好評を博した。各地は展示鑑賞型の交流、国風・漢服、茶会、音楽会などのイベントを開催。コンサート及びミュージックフェス開催地周辺のホテルの予約が前年同期比で増え、観光の周辺消費シーンへのけん引力がより顕著になった。
省を跨ぐ中長距離観光、周辺観光、人気観光地が好調だった。メーデー連休中の全国の観光客数は19年同期を上回り、移動距離及び消費活況度が過去最大となった。観光客の移動半径と目的地の観光半径がいずれも延び、300キロメートル以上の市・省を跨ぐ観光が好評を博した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年5月4日