3日付米紙「ウォール・ストリート・ジャーナル」は、「消費が引き続き中国経済の回復をけん引する。中国国家統計局がこのほど発表したデータによると、中国の4月の非製造業のビジネス活動指数は56.4%だった。これは中国という世界2位の経済体の回復が順調であることを意味する。米国及び欧州経済が利上げ、物価高、銀行業の危機により原動力を失っていることを考えると、中国経済の回復は今年の世界経済の成長にとって極めて重要だ。この流れは夏まで続く見込みだ」と伝えた。
「中国は今年のアジア太平洋地域の経済成長の重要なけん引要素になる」国際通貨基金(IMF)は2日にアジア太平洋地域経済見通しを発表し、今年のアジア太平洋地域の経済成長率を昨年の3.8%を上回る4.6%と予想した。うち中国の経済成長率は5.2%にのぼり、アジア太平洋地域の成長をけん引する重要な要素になる見込みだ。見通しは、「世界経済は挑戦に満ちているが、アジア太平洋経済は依然として活力が溢れている。これは主に中国経済のスムーズな回復と、インドの経済成長の強靭性の維持によるものだ。アジア太平洋地域の今年の世界経済成長への寄与度は70%にのぼる見込みだ。中国経済は国際的な需要減、一部の主要経済体の金融引締めなどの不利な要素に直面しているが、国内の需要が旺盛を維持し、経済成長に新たな原動力を提供している」と指摘した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年5月4日