中国初、海上CO2貯留モデルプロジェクトが稼働開始

中国網日本語版  |  2023-06-10

中国初、海上CO2貯留モデルプロジェクトが稼働開始。

タグ:海上CO2貯留モデルプロジェクト 

発信時間:2023-06-10 09:50:00 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 トルコのウェブサイトは5日、「中国のCO2貯留量150万トンのプロジェクトが稼働開始」と題した記事を掲載した。要旨は下記の通り。

 油ガス開発に伴うCO2の回収が可能なプロジェクトの稼働開始に続き、中国はカーボンニュートラルの面で再び大きな一歩を踏み出した。これらのプロジェクトは陸上と海上に位置し、中国のCO2排出量を約200万トン削減する。

 世界各国が炭素排出の削減に知恵を絞る中、再生可能エネルギーが一つの焦点になっている。エネルギー生産及び使用における炭素排出を制御するため、中国はすでに生産及び使用において放出されるCO2の回収に注意を向けている。

 中国初の海上CO2貯留モデルプロジェクトが今月1日、稼働開始となった。同プロジェクトは南中国海に位置し、深セン市から南西に約200キロ離れた「恩平15-1」海上石油生産プラットフォームに設置された。同油田から放出されるCO2を回収し、海底の800メートル超の「ドーム型」地質構造に再注入する。CO2は注入後、「ドーム」空間の頂部に浮上し、そこで固定される。塩分躍層と開発により空になった油ガス層は通常、地下貯留の選択肢になる。これらはいずれも直径10キロ超の大型構造だ。このプロジェクトだけでもCO2を150万トン貯留でき、1400万本の植林に相当する。

 陸上では、中国国家エネルギー集団江蘇泰州発電所のCO2回収・利用・貯留(CCUS)プロジェクトが2日、フル稼働の試験運行を完了した。同プロジェクトはCO2を年間50万トン回収する、アジア最大の火力発電CCUSプロジェクトだ。

 「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年6月10日

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