米国は中国と緊密な協力を開始すべき=米専門家

中国網日本語版  |  2023-06-30

米国は中国と緊密な協力を開始すべき=米専門家。

タグ:協力

発信時間:2023-06-30 19:47:52 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 米メディアのCTExaminerは6月17日にウェブサイトで「中国を悪者扱いすることを止め、中国政府と緊密に協力しなければならない」というタイトルの記事を掲載した。


 米国ではロシアとウクライナの紛争について、ウクライナを支援することばかりが話題となり、和解を呼びかけ話し合いを促すことには触れられない。同様に、中国に対するネガティブな言論もエスカレートしており、まるで中国は競争相手にとどまらず、敵のように見なされている。かつては米国の植民地と言われた中東は、今や欧米から離れ、中国やロシアとの連携を深めることで地域内のドルに対する依存度を弱めている。世界の多くの国が米国の制裁に反対している。通常は米国のゲームルールに従う欧州連合(EU)でさえ、米国による制裁の多くは効果がないと考えている。


 ノーム・チョムスキー氏は、米国の外交政策について短い言葉で急所を言い当てている。例えば、米国の外交政策は他国の中でも特に中国(の発展)を阻止しようと、金融と軍事的な手段でそれを強行しているため、世界における自身の魅力を削いでいると分析した。現在の米国は金と武器で道を開き、同盟国を集めて中国を包囲することで、中国の科学技術発展を抑制することに力を注ぐ戦略を取っており、自分たちのレベル向上と積極的な国際貢献によって競い合おうとはしていない。


 米国は1980年代に工業大国から金融大国へと変わったことが、国家の悪化と継続的な社会的混乱の大きな要因となっている。これはレーガン・ドクトリンの一部として、富を少数の人の手に集中させ、社会の他の部分に悪影響を及ぼすものだった。他国では提供されるさまざまな社会サービス(医療保障など)が不足した。労働者の死亡率上昇、銃の氾濫、週に数度の大量虐殺はすべて超巨大な軍隊という1つの力しか持たない国の症状だ。現在、強欲なアメリカの軍事・金融部門は中国の最先端の生産力に太刀打ちできない。米国の多国籍企業は世界の富の約半分を支配しており、このような資本主義は民主主義、平等、そして社会の活力を保持する進歩に逆行している。


 我々はリソースをこうした問題の解決に注ぎ、過去数十年のように社会の1%を占めるに過ぎない上流階級には流さずに、リーダーシップを発揮して中国と緊密に協力すべきだ。相違はあっても、中国を悪者扱いすることを止め、マッカーシー時代に戻ることを避け、これからは中国政府と緊密に協力しなければならない。筆者:スコット・デシェフィ(ScottDeshefy)氏


   「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年6月30日


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