国連貿易開発会議(UNCTAD)が発表した「2023世界投資報告書」によると、2022年に中国が受け入れた海外直接投資(FDI)は前年比5%増の1891億ドルで、過去最高を記録した。一方、ウクライナ危機の深刻化、食品・エネルギー価格の高騰、公的債務の急増などによって2022年の世界の海外直接投資は前年比12%減の1兆3000億ドルだった。
アナリストは、世界経済が複数の試練に直面する中、中国の海外直接投資が着実に伸びていることは、世界が中国経済に改めて「信任票」を投じたことを意味するとの見解を示した。
国連貿易開発会議の報告書によると、2022年の先進国に対する海外直接投資は前年比37%減の3780億ドルだった一方、途上国に対する海外直接投資は4%増の9160億ドルだった。うちアジアの発展途上国に対する海外直接投資は約6620億ドルと安定を保ち、世界全体の流入額の約半分を占めた。こうした中、中国が受け入れた海外直接投資は着実に伸びている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年7月16日