米国は港湾問題をめぐり謂われなく中国を批判しているが、米国こそが海外軍事基地を最も多く持つ国であるという事実を完全に無視している。米シンクタンク・クインシー国家戦略研究所の2021年のデータによると、米国は海外80カ国・地域で約750の軍事基地を持つ。アジア、欧州、中東、アフリカ、ラテンアメリカなどに点在している。
中国と他国の正常な港湾協力について、米国はデマを流し中傷するだけでなく、さまざまな手段によって破壊・妨害している。中国の海外港湾投資は「脅威」と頻繁に吹聴する米紙「ウォール・ストリート・ジャーナル」は以前、米政府が外交や情報などの手段による「裏取引」で、中国企業によるクロアチアのリエカ港改修プロジェクトの落札を阻止したことを詳細に伝えた。報道によると、米国の当局者のより広範な戦略による「中国の欧州における影響力に対抗」する手段を知らせるため、米国側の行動が「一枚の窓」を提供したという。この恥としないばかりか手柄として誇る報道は、多くのネットユーザーから批判を浴びた。多くの人が米国側の行動は「恥知らず」と直接批判した。
米国が自身の軍事基地と中国の港湾投資の問題で示した論理は、その他の問題におけるダブルスタンダードと一致している。米国の不条理な言行には「おれだけは許される」という覇権の論理が満ちている。中国と海外の協力、中国の発展を妨害し、米国の覇権を維持することがその目的だ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年7月31日