中国と他国の港湾協力には、さらに多くの類似する成功例がある。
中国・パキスタン経済回廊の旗艦プロジェクトであるパキスタンのグワダル港ではすでに、2万トン級の停泊位置を3カ所持つ多用途埠頭が完成している。全作業能力を持ち、ばら荷、コンテナ、RORO貨物、石油・液化天然ガスなどの各種業務を処理できる。港とセットとなる道路、病院、学校、新空港などのインフラプロジェクトが秩序正しく推進されている。各種機能が日増しに整い、市場の魅力が絶えず高まっている。
中国企業が海外で開発・運営する初の経済特区であるスリランカのポート・シティ・コロンボは、米誌「フォーブス」から「未来に影響を及ぼす5つの新都市」の一つに選ばれた。コンサルティング会社のPwCは、「同プロジェクトは開発・運営において、スリランカへの97億ドル超の対外直接投資を導入し、政府の財政収入を50億ドル超増やし、現地で40万人分を超える優良雇用枠を創出する」と評価した。
中国企業はサウジアラビアで水利工事、道路橋、インフラなどの50件超のプロジェクトを実施し、ハイル港、ダマン港、イェンボ工業港埠頭、ジッダコンテナ埠頭、ジーザーン港などを次々と建設した。現地の経済・社会の発展を効果的にけん引し、サウジの石油経済モデル転換と2030アジェンダの達成を後押ししている。
中国企業が投資・建設・運営するナイジェリアのレッキ深海港は、ナイジェリア初の現代化深海港であり、西アフリカ最大の港の一つでもある。ナイジェリア製品、特に農産物の輸出を力強く促す。ナイジェリアで今後数年で20万人分弱の直接的・間接的な雇用枠を創出する見込みだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年7月31日