商務部の王文濤部長は北京市で28日午前、中国を訪問中のレモンド米商務長官と会談した。双方は中米首脳バリ島会談の重要な共通認識の実行をめぐり、中米経済・貿易関係及び共に関心を寄せる経済・貿易問題について理性的で率直で建設的な意思疎通を行った。28日付米紙「ウォール・ストリート・ジャーナル」は、「バイデン米大統領は今夏、中米間の緊張関係を安定させるため多くの高官を中国に派遣した。レモンド氏はその中でも重要人物だ」と伝えた。
南京大学国際関係学院の朱鋒執行院長は28日、「環球時報」に対して、「中米商務責任者による今回の対話は積極的で率直だった。ブリンケン氏、イエレン氏、ケリー氏の訪中後、中米関係は安定し好転する必要がある。28日の対話の状況を見ると、レモンド氏は6月以降の中米ハイレベル接触・交流再開による積極的な流れを引き継いだ。中国側のレモンド氏の訪中受け入れの最重要目標は、両国の経済・貿易関係を正しい軌道に戻すことだった。そのため中米双方は経済・貿易分野の多くの問題について対話を掘り下げた。しかし最終的にはレモンド氏の今回の訪中を通じ、バイデン政権が脱リスクを口実とし中国に乱暴に圧力をかけ続けるか、経済及び科学技術分野で差別的な対中政策を放棄するかを見る必要がある」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年8月29日