生態環境部は今年、第3回海洋汚染ベースライン調査活動を開始した。国家海洋環境観測センターの王菊英主任によると、海洋汚染ベースライン調査は重大な国情調査、一定の歴史時期の海洋生態環境基本状況に対する全面的な徹底調査だ。
中国は1976年に第1回の、1996年に第2回の全国海洋汚染ベースライン調査を行った。王氏によると、今回の調査は従来と比べ次の4つの「より重視」を強調する。(1)調査範囲で、人類活動の影響が最も直接的で集中する近海及び283カ所の湾をより重視する。(2)調査手段で、衛星リモートセンシングやドローン空撮などのハイテクの採用をより重視する(3)調査指標で、伝統的な汚染物と新たな汚染物の統一管理をより重視する。(4)調査内容で、海岸線の環境ストレス及び生態状況の調査などをより重視する。
第3回海洋汚染ベースライン調査は2023年に始まり、25年にすべての調査・評価活動を終える予定だ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年8月29日