工業・情報化部や教育部などの5部門はこのほど通達した「メタバース産業イノベーション発展3カ年行動計画（2023-25年）」の中で、25年までにメタバースの技術、産業、応用、ガバナンスなどでブレイクスルーを達成し、デジタル経済の重要な成長源にするとした。

　「行動計画」は、メタバースはデジタル経済と実体経済の融合のハイレベルな形態であり、虚実相互促進を通じ次世代ネットワークの発展をけん引し、製造業のハイエンド化・スマート化・グリーン化を急ぎ、現代化産業体制の建設を支えるとした。「行動計画」は、メタバース基幹・中核技術のブレイクスルーを急ぎ、シーン構築によりメタバース技術及び製品の応用をけん引するよう求めた。メタバースの虚実融合の特徴を把握し、物理世界の仮想マッピングを構築し、デジタル空間と物理世界の生産力を高めるよう求めた。

　「行動計画」の活動目標は次の通り。25年までにメタバース産業の規模を拡大し、構成を合理的にし、技術体制を整え、産業技術基礎支援能力の基礎をさらに固め、総合的な実力で世界先進レベルに達する。3-5社の世界的な影響力を持つエコシステム型企業と一連の「専精特新（専門化・精密化・特徴化・新規性）」中小企業を育成し、3-5カ所の産業発展集約エリアを構築する。一連のインダストリアルメタバース典型応用を構築し、一連のモデル生産ライン、工場、団地を形成する。成熟したインダストリアルメタバースを構築し、虚実相互促進の製造業成長の新モデルを開拓する。専門家は「インダストリアルメタバースは中国の新型工業化に大きな想像と発展の空間をもたらす」と指摘した。

「中国網日本語版（チャイナネット）」2023年9月13日