キルギスのジョーマルト・オトルバエフ元首相は9月7日、「シルクロードは古来より中央アジアの繁栄と栄光への道であり、『一帯一路』イニシアチブの成果は誰の目にも明らかだ」と述べた。
オトルバエフ氏は、「一帯一路」イニシアチブ10周年の回顧と展望研究会および中国・中央アジア「黄金の30年」交流会で、上記のように発言した。
同氏は「我々中央アジアの人間は、古代の偉大なシルクロードをいつも感慨深く思い起こす」とし、「当時、我々中央アジアは『陸鎖国』から『陸続きの国』になった。それゆえ、10年前に『一帯一路』イニシアチブが提起されたとき、非常に心が揺さぶられた」と語った。
「『一帯一路』は人々の期待に背かない。過去10年間の『一帯一路』イニシアチブの成果は素晴らしいものだ。現在、152の国と32の国際機関が『一帯一路』構想に参加している。世界の多くの地域で『一帯一路』イニシアチブにより多国間・二国間協力が実を結んでいる」と指摘した。
同氏は特に、「一帯一路」のインフラ整備の成果を強調した。開通時はそれほど期待されていなかった「中欧班列」も、今や列車の本数・路線とも順調に拡大している。2022年は、1万6千本以上の列車が中国と欧州を結び、そのほとんどが中央アジアを経由している。
同氏はまた、「より多くの若者が『一帯一路』共同建設の新たな旅に加わり、中国と中央アジアに『新たなシリコンバレー』のようなクラスターを作ることを希望する。今後10年で、中国と中央アジアの人材が力を合わせて協力できれば、双方の国と人々の幸福に大きく貢献できるに違いない」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年9月17日