国際的な格付け会社のS&Pはこのほど、米国の中小銀行5行の格付けを引き下げると共に、他の2行の見通しを「安定的」から「ネガティブ」に引き下げた。
ロイターによると、格下げされた5行のうち、アソシエーテッド・バンコープ、バレー・ナショナル・バンコープは「資金調達リスクの高さと預金への依存度上昇」、コメリカ・バンクとUMBファイナンシャル・コープは「預金流出」、キーコープは「収益力の制約」が懸念材料だという。
今年3月以降にシリコンバレー・バンク、シグネチャー・バンク、ファースト・リパブリック・バンクが相次いで「破綻」し、米国の銀行業界を揺るがした。最近は多くの銀行が格付けを下げられており、市場では米銀行業界のトラブルが収束するのはまだ先になると不安視されている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年9月17日