中米双方は「経済ワーキンググループ」と「金融ワーキンググループ」の設立を発表した。さらにレモンド米商務長官が先ほどの訪中で発表した中米「ビジネス問題ワーキンググループ」を加えると、中米両国は現在、経済・貿易分野の計3つのワーキンググループをハイレベル交流・意思疎通メカニズムとしている。
3大ワーキンググループの設立は、実務協力を踏まえた上で関連問題をより良く解消しようとする中米両国の共通の願いを反映している。これはメカニズムレベルでの共通する経済・貿易問題の解消を促す。両国の利益に合致し、市場の訴えに順応し、世界の関心に反応を示し、また中米両国首脳の今後の前向きな交流に向け積極的な雰囲気を醸成した。中米関係には、対抗よりも対話の方がいいという素朴な道理がある。特に経済・貿易分野では協力とウィンウィン、協力の強化こそが中米両国の正しい付き合い方だ。3大ワーキンググループの正式な活動に伴い、中米両国は実務協力を通じ経済・貿易関係の「バラスト」としての力を安定させ拡大し、中米関係を守り発展させられるだろう。(筆者・宋国友復旦大学米国研究センター副主任、教授)
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年9月27日