近頃、デザイナーズトイ市場が発展している。デザイナーズトイはアート、社交、コレクションなどの属性を持ち、若者に人気があるだけでなく、玩具製造という伝統の労働密集型産業に新たなビジネスチャンスをもたらしている。

  「デザイナーズトイ産業高質発展推進座談会」が9月19日、東莞市で開かれた。デザイナーズトイ市場は全国的に高成長段階にあり、市場規模は2015年の87億ドルから2022年には340億ドルに増加した。現在、東莞市には4000社以上の玩具メーカーがあり、上下流の関連企業は約1500社ある。世界のアニメ派生商品の4分の１、国内のデザイナーズトイの約85％が東莞で生産されている。2022年の時点で、東莞のデザイナーズトイ生産に関わる一定規模以上の企業は87社で、産業の総生産高は166億5700万元に達し、前年比29.8%増加した。また、中国デザイナーズトイの都・デザイナーズトイセンターがまもなく東莞に完成し、産業の発展を促すことになる。

   『2023中国玩具・ベビー子供用品産業発展白書』の統計によると、2023年の中国の玩具（ゲームを除く）輸出額は483億6000万ドルに達し、前年比5.6%増加した。

    中国のデザイナーズトイのリーディングカンパニーであるポップマートは先日、2023年半年報告を発表した。統計によると、今年上半期の営業収入は28億1400万元で前年同期比19.3%増加した。海外事業は急成長しており、上半期の営業収入は同期比で約140％増加した。

   今年上半期、同社はフランスとマレーシアに店舗を開設し、海外の大型展示会、アーティストサイン会などを通し、ブランドのグローバル化を推し進め、デザイナーズトイ文化を広めている。

「中国網日本語版（チャイナネット）」2023年9月29日