浙江省温州市蒼南県にある金郷徽章廠有限公司はここ数日、残業をして杭州アジア競技大会のバッジを生産し、ライセンス商品の販売ピークを迎えている。全国に2社ある杭州アジア競技大会のバッジおよび非貴金属製品メーカーの1つとして、同社がデザイン・生産する商品の市場シェアは60%に達する見通し。
網商銀行マクロ観察所と企業の芝麻信用が共同で発表した『アジア競技大会マクロ経済観察データ』によると、杭州アジア競技大会に商品を供給する落札会社の6割位以上が零細企業である。うち、浙江省の4分の1以上の零細企業が杭州アジア競技大会で多くの注文を獲得し、22%の零細企業が大会の1年以上前から準備をしている。
同大会のドラゴンボート競技にドラゴンボートを提供する浙江省杭州市富陽区の富陽祥瑞水上運動器材有限公司は、大会に26艇のドラゴンボートを寄贈した。全てのドラゴンボートに15項目の特許技術を採用し、完璧なデザインと滑らかな外観で、軽く、浮力が大きく摩擦が小さく、スピードを上げる効果がある。
杭州アジア競技大会から多くの業界が恩恵を受けている。統計によると、浙江省の飲食業零細企業の35.1%で注文が増え、28.3%の製造業零細企業で新たなヒット商品やサービスが誕生した。零細企業は大会の成功に自信を持っており、大会のために浙江省の飲食業零細企業の53.4%が原材料の在庫を増やす、生産能力を拡大するなどを予定し、24.1%の企業が営業時間の延長を予定している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年10月1日