中国鉄路ハルビン局集団有限公司(以下「同社」)が16日に発表した情報によると、中欧班列東ルートの満洲里・綏芬河・同江鉄道口岸の年内の累計通行本数は前年同期比9%増の4583本で、輸送貨物は21.9%増の48万9000TEUにのぼっている。中欧班列は全天候、大輸送量、グリーン・低炭素、円滑・安全などの強みにより、国際産業チェーン及びサプライチェーンの安定と円滑を力強く支え、中国と「一帯一路」共同建設国の相互接続及び互恵の重要な担い手になった。
中欧班列東ルートにより、ロシア、ポーランド、ドイツ、ベルギーなどの13カ国が中国の60以上の都市とつながっている。通行路線は24本。輸送する貨物には家電製品、雑貨、工業機械、金属、農産物・副業製品、木材などの12品種が含まれる。中欧班列東ルートは今年1-9月に中国復路列車の半数弱を占めた。うち満洲里鉄道口岸の復路列車が中国最多となった。
データによると、満洲里鉄道口岸の通行本数は3891本、輸送貨物は42万TEUで、綏芬河鉄道口岸の通行本数は684本、輸送貨物は6万8000TEUと、いずれも過去最大となった。今年第1-3四半期に中欧班列と初めてつながった同江鉄道の運行本数は8本、輸送貨物は880TEU。中欧班列国際鉄道輸送の新たなルートが切り開かれた。
同江鉄道口岸の中欧班列輸送新ルートの開通後、同口岸を経由し欧州奥地に至る鉄道輸送距離は綏芬河鉄道口岸より809キロ短縮され、輸送時間は10時間短縮された。満洲里・綏芬河・同江が、中欧班列の輸送力が中国最大の鉄道口岸クラスタを形成した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年10月17日