「一帯一路」建設でパドマ橋を列車で渡る夢が実現 バングラデシュ

中国網日本語版  |  2023-10-19

「一帯一路」建設でパドマ橋を列車で渡る夢が実現 バングラデシュ。

タグ:一帯一路

発信時間:2023-10-19 16:49:57 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 「移動時間が大幅に短縮されて、とても嬉しい」――。バングラデシュの首都ダッカに住むパルヴィンさんは、以前は約40分かけて通勤していたが、今は5分しかかからないという。ダッカ市民の移動効率を大幅に向上させたのは、今年9月上旬に開通したバングラデシュ初の高架式高速道路「ダッカ国際空港高架高速道路プロジェクト(第1期)」だ。


 同国最大の都市でもあるダッカの人口は約2千万人に及ぶ。道路交通インフラの整備が進んでいないため、市内の交通渋滞は非常に深刻となっている。これを緩和しようと、地元政府の計画の下、2020年1月に中国のインフラ建設大手、山東高速集団が主導するダッカ空港高架高速道路の建設が始まった。総投資額は12億6300万ドル、総延長は19.73キロに及ぶ。


 同プロジェクト(第1期)は数々の困難を乗り越えた末、9月初旬に開通式を迎えた。同国のハシナ首相は開通式であいさつし、バングラの交通発展史において節目となる出来事だとした上で、「開通すれば市内の交通状況は大幅に改善する」と期待感を示した。


 マグラ選挙区の国会議員シカール氏も同様に、移動の便利さを実感している。中国企業が建設を請け負ったパドマ大橋を列車が走行する中、バングラデシュ最大の鉄道プロジェクトであるパドマ大橋鉄道連絡線プロジェクトは先月7日、初開通区間で試運転に成功した。シカール氏は「パドマ橋を列車で渡ることは、我が国にとって長年の夢だったが、今日その夢がついにかなった。実に歴史的な瞬間だ」と感慨深げに語った。


 地元で「夢の道」と呼ばれるこの鉄道は、中国の鉄道建設大手、中国中鉄が建設を請け負ったもので、全長は約170キロに及ぶ。初開通区間の約80キロは今月10日に開通した。


 プロジェクトマネージャーの史淵氏によると、プロジェクトが完成すれば、バングラデシュ南部の20余りの地区と首都ダッカが結ばれる。ダッカから西南部ジェソールまでの輸送時間は従来の10時間から2時間未満に短縮され、同国の交通と経済発展を大きく促進することになる。


 インフラは相互接続の要であり、「一帯一路」建設の優先分野でもある。ハシナ首相はこのほど、「一帯一路」の建設は同国の発展に新たな扉を開いたと語った。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年10月19日

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