中国国際輸入博覧会(輸入博)により、ヒマラヤ山脈南麓のバングラデシュ産のジュート手工芸品が中国人消費者から注目された。
バングラデシュのDada社(Dada Bangla Limited)の創業者は、「バングラデシュの多くの農村の貧困世帯には雇用機会がない。特に女性は有給の仕事がほとんど見つからない。しかし女性はジュート製品を作ることで子供を通学させる収入を手にし、教育により代々続く貧困に別れを告げるチャンスを手にする。輸入博と中国市場はこれらの家庭に、運命を変えるチャンスを与えた」と述べた。
「より重要なことは、バングラデシュが輸入博により衣料品投資貿易会社を誘致できることだ。中国の生地をバングラデシュで加工し、その衣料品を欧米諸国に販売することで、より多くの雇用枠を創出できる」
輸入博は世界の公共財で、後発開発途上国にチャンスを提供する。今年の国家展の69カ国のうち後発開発途上国は16カ国に、企業展のうち後発開発途上国は29カ国にのぼる。後発開発途上国産のさまざまな農産物及び各種副業製品と手工芸品が勢ぞろいする。輸入博は一部の無料展示ブースの提供や、補助金及び展示品販売免税の優遇措置などにより、後発開発途上国の特色ある製品を中国市場に進出させる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年11月2日