科学技術部の重大プロジェクトで研究開発されたハイスループットバイオプリンタは、脊柱側弯症や膝関節症の装具を3Dプリントできる。これらは、中国機械工業集団有限公司（以下、国機集団）が6年目の輸入博に展示する注目商品の1つにすぎない。 

　9月までに、第6回中国国際輸入博覧会（以下、輸入博）は4つの産業取引団と140以上の産業取引分団を結成し、産業の協力は深化・拡張している。 

　11月1日、国機集団運行管理部の張鈺部長は科技日報の取材に応じ、以下のように述べた。国機集団を通して契約したオンライン・オフライン出展企業は113社になり、ドイツ、イタリア、スペイン、中国香港など26の国と地域に及ぶ。出展企業はエネルギー、金属成形と切断、フィルム生産ライン、リチウム電池ダイヤフラム生産ラインなどの業種に集中している。

 　世界をリードする総合化学企業である中国中化控股有限責任公司は、傘下4社の海外企業を出展させる。スイスのシンジェンタグループは塩類・アルカリ土壌総合整備プランと中国の土壌問題を解決するための「厚地土壌健康＋」サービスプラットフォームを展示。フランスのエルケム社は蓄電池、ソーラーパネルおよび安全でグリーンな交通分野での応用を紹介し、スマート・グリーン都市を構築する全チェーンソリューションを示す。 　今回の輸入博では多くのハイエンド設備製造、グリーン・エコなどの分野の新商品が初披露され、輸入博はデジタル化とグリーン化を実行し展示する重要な場所となっている。 

　中建材ガラス新材料研究総院のメンバー企業であるドイツのAvancis社は、人気商品の「SKALA」ソーラーカーテンウォールのガラスパーツ（約80パーツ）を出展し、最新商品の半透明ソーラーガラスパーツを展示する。ABBグループは天空地一体化観測を可能にした温室効果ガス総合ソリューションを展示し、炭素源データの測定・報告・審査に役立つ基礎データと科学方法を提供する。同方股フェンは重量級商品の模型を出展し、MT1213DEモバイルスマート総合検査ステーション、ミリ波人体セキュリティチェックシステムなどを展示。インテルはどのようにしてソフト・ハードウェアの技術革新を通し、大規模言語モデルや画像生成などのアルゴリズムをパソコンで効率的に運行させたか、AI技術のパソコン分野での応用などを紹介する。

　ベーリンガーインゲルハイム社大中国圏総裁・CEOの董博文博士は、「輸入博は中国と世界市場の融合と相互学習を推し進める大舞台である。5年連続での輸入博参加は、我が社が中国市場に自信を持っており、中国の質の高い発展の新構造に溶け込む決意を固めたことを示す。輸入博を通し、世界の画期的な商品やソリューション、先進理念が急速に中国に入り、中国本土と世界の同時革新が進むことに期待している」と話した。 

「中国網日本語版（チャイナネット）」2023年11月2日