米イリノイ工科大学経済学教授のハイリ・テュルク氏はこのほど、新華社記者の取材に対し、中国国際輸入博覧会(CIIE)の開催が世界経済の開放を拡大し、世界の経済・貿易交流チャネルを増やすと同時に文化交流も活発にしたと答えた。
第6回輸入博覧会が間もなく中国の上海市で開催される。同氏は、一部の国による貿易規制の推進、地政学的対立の激化、世界経済の不確実性の高まりが見られる中、輸入博覧会の開催は中国が注力する開放拡大の措置として「中国が自由貿易とグローバル化を強固に支持する象徴」になっているとの見方を示した。
テュルク氏は、中国がこれまでに開催した5回の輸入博覧会を成功させており、参加者に製品展示の機会を提供すると共に、世界各国の企業と事業者に交流と相互作用の機会を与え、「あらゆる参加者に互恵と具体の経済的利益をもたらし、人と人との交流を通じて人々の異文化に対する理解を深めた」と話した。
また、中国市場は規模が巨大で、都市化とデジタル経済の発展が経済成長をさらに後押しすると予測し、中国経済の先行きについて楽観的な見方を示した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年11月5日