国際商業会議所（ICC）のジョン・デントン事務局長は、「我々は引き続き多国間貿易を促進するべきだ。これは必要であり、これまで以上に重要だ。現在の世界経済の情勢は多くの挑戦を迎えており、国際貿易には断片化の流れが見られる。目下のリスクを受け、現在の局面を覆すためには、共に貿易のデジタル化を促進する必要がある。これはグローバルサプライチェーンの包摂性を実現するため不可欠な部分で、貿易をより透明にし、製品をより国際化させる。貿易のデジタル化の環境を構築するためには各方の共同の努力、特に中国のサポートが必要だ」と指摘した。

　科大訊飛の共同創業者である江濤高級副総裁は、「国際化は第1回サプライチェーン博の大きな見どころになった。今回の出展業者に占める海外業者の割合は26％だ。サプライチェーン博は世界の関連産業チェーンの各種主体間の協力の場の構築に取り組む。中国企業はグローバルサプライチェーンにおける最も活力ある造血細胞だ。世界の産業チェーンとサプライチェーンは現在、再構築と調整を加速している。中国企業は世界経済という大海原で勇敢に前進する十分な勇気と実力を持っているはずだ」との見方を示した。

　華潤（集団）有限公司の王祥明会長は、「共に建設し共に促し共有するという原則を堅持すれば、サプライチェーンの効率を高め、安定的で円滑で開放的で包摂的な互恵とウィンウィンのグローバルサプライチェーンを構築し、世界の融合を実現できる。経済の力強い発展を促し、各国の人々の生活水準を高められる」と述べた。

「中国網日本語版（チャイナネット）」2023年11月29日