中央経済活動会議が11、12日に北京市で開かれた。会議では、「高品質の発展と高水準の安全の同時進行」と「重点分野のリスクを持続的かつ効果的に予防・解消」が強調された。
中国民生銀行の温彬チーフエコノミストは、「高品質発展の促進には、持続的かつ安定的な安全環境が不可欠だ。安全は発展の前提条件で、発展は安全の支えだ。高品質発展で重点分野のリスクを吸収・解消し、高水準の安全で高品質の発展を保証することで、初めて経済の活力を高め社会のマインドを改善できる」と述べた。
「システマティックリスクを発生させないボトルラインを堅持」「気を緩めず食糧などの重要農産物の安定的で安全な供給に取り組む」「エネルギー資源安全保障能力を強化」など、会議では各方面から発展と安全の同時進行への要求が示された。
会議では、「不動産、地方債務、中小金融機関などのリスクを同時に解消し、違法金融活動を撲滅する」とされた。
リスクの予防と制御は金融活動の永遠のテーマだ。国家金融監督管理総局の李雲沢局長はこのほど、「違反運転」を管理し、さらに「無免許運転」を管理すると述べた。金融監督管理総局は監督管理責任帰属確認メカニズムと徹底的な監督管理メカニズムを真っ先に構築し、すべての金融活動、特に違法金融活動の監視・管理・責任を保証するという。
発展は問題解消の鍵だ。会議では不動産リスクの積極的で慎重な解消の他に、「各所有制不動産企業の合理的な資金調達の需要を平等に満たす」と強調された。保障性住宅の建設、「平時・緊急時両用」の公共インフラの整備、城中村の改修という「3大プロジェクト」の推進を急ぐされた。さらに関連する基礎制度を改善し、不動産発展の新モデルの構築を急ぐとされた。
会議では地方債務リスクの解消と安定的な発展の同時進行について、経済大省が大黒柱となり、全国の経済安定により大きな貢献と成し遂げるとされた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年12月13日