各部門は最近、活動会議を集中的に開催し、2024年の重点任務を計画している。内需拡大、テックイノベーション、リスク予防の3大キーワードが各部門の重点任務になっている。
重点分野のリスクを予防・解消
経済の回復と好転を促すと同時に、重点分野のリスクを予防しなければならない。専門家は、不動産リスク及び地方債務リスクを積極的かつ慎重に解消する必要があるとした。
中国国際経済交流センターの王一鳴副理事長は、「不動産は住民の資産、消費、市場マインドに重要な影響を及ぼす、現在の経済運行に影響するキーポイントだ。不動産のリスクを解消し、不動産市場の安定的で健全な発展を促進することは、経済運行の全体を改善する上で非常に重要だ。保障性住宅の建設、平時と緊急時に使用できる公共インフラの整備、城中村の改築という3大プロジェクトの推進は、不動産関連の投資のけん引と不動産の圧力の緩和に対して重要な力を生む」と述べた。
財政部は地方債務リスクの解消について、既定の債券発行措置をしっかり実行し、隠れ債務の解消を強化し、隠れ債務の追加を断固阻止し、債務解消の長期的で効果的なメカニズムを健全化し、地方債務リスクを効果的に予防・解消するとした。
羅氏は、「特殊再融資債券による債務解消は主に現在のリスクを和らげるが、依然として体制・メカニズムの連動改革により隠れ債務発生の土壌を抑える必要がある。マクロ税負担の安定と同時に、政府と市場の関係を整理する」と述べた。
王氏は、「今後は融資プラットフォームの市場化モデル転換を推進し、地方政府債務を予防・解消する長期的で効果的なメカニズムを形成するべきだ。制度レベルの問題解消は根本的に、新たな財政・税務体制改革の推進が必要だ。地方政府債務の処置は経済安定との関係をしっかり把握し、債務解消と発展を同時進行させるべきだ」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年1月2日