中国の再生可能エネルギー設備容量は2023年に14億kWを突破し、全国の発電総設備容量の50%以上を占め、初めて火力発電を上回った。これはエネルギーの発展の歴史における偉大な成果だ。
長江本流の烏東徳、白鶴灘、渓洛渡、向家壩、三峡、葛洲壩というカスケード式水力発電所6カ所でつくる世界最大のクリーンエネルギー回廊が23年12月20日、全面的な完成から1周年を迎えた。6カ所の発電所の1年間の発電量は2700億kWhを超え、CO2排出削減効果が2億2000万トンにのぼった。2億8000万人の年間の生活用電力の需要を満たした。
西北地区は新エネ発展の沃土になった。23年11月29日には全国で単体規模が最大の太陽光発電による砂漠化対策プロジェクトである、三峡集団蒙西拠点クブチ200万kW太陽光発電砂漠化対策プロジェクトが系統接続し、発電を開始した。砂漠修復及び砂漠化対策面積は10万ムー。草木を植え、新エネ発電施設を設置することで、中国は世界のエネルギーのグリーンで低炭素なモデル転換と砂漠化対策にモデルを提供した。
「『十四五』再生可能エネルギー発展計画」は、風力発電と太陽光発電の拠点化開発を力強く推進することを明確にした。うち砂漠・ゴビ砂漠・荒野地域を重点とする大型風力・太陽光発電拠点の総規模は4億5500万kWで、三峡水力発電所20カ所分の設備容量に相当する。23年11月末現在まで、中国の風力・太陽光発電拠点の建設は順調に進んでおり、第1期としてすでに4516万kWが完成し系統接続している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年1月5日