昨年10月末に開かれた中国共産党第20回全国代表大会では「中国式現代化によって中華民族の偉大なる復興を全面的に推進する」との長期計画が示された。「私の中国新観察:中国式現代化の世界的意義」シリーズの報道では、中国式現代化が世界に与える影響に焦点を当てている。
世界各国の専門家や有識者らを取材し、中国式現代化の持つ科学的な意味合いと中国の特色を「外の視点」から読み解き、中国の質の高い発展理念を発展途上国が参考にする上での価値と意義を探る。
今年は中国パキスタン経済回廊(CPEC)運用開始10周年に当たる。両国は良き友人、良きパートナーであり、良き兄弟でもある。両国は近年、世界の変動と混乱の中で互いに支え合い、「鉄の友情」をアピールしてきた。
今回、パキスタン・バロチスタン州の元州議会議長顧問で、中国の民間シンクタンク「国観智庫」イスラマバードセンターの執行主任(エグゼクティブ・ディレクター)を務めるナシーム・カーン・アチャクザイ氏を招いて、中国現代化についての見解と、両国の発展思想の共通点を聞いた。
ナシーム氏は、欧米の場合、発展の恩恵を受けるのは特定の階層に限られる傾向にあるが、これとは異なり、中国式現代化は国民全員に恩恵をもたらすものだと指摘。パキスタンは世界で6番目に人口の多い国であり、膨大な人口を擁する中国式現代化の基層組織の統治や人材育成といった分野における先進的な実践は、いずれもパキスタンにとって素晴らしい手本になると語った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年1月7日