第4回中国国際消費財博覧会（消費財博）において、英国、ロシア、モンゴル、マレーシアが初めて国別展示団をつくり出展した。

　ロシア輸出センタービジネス代表の蒋暁微氏は、「ロシアパビリオンの優良企業9社は、粉ミルク、ハチミツ、チャーガ、ソーセージなどロシアの特産品をもたらした。現場の反響を見ると非常に良い効果が出ている」と述べた。

　マレーシアパビリオンも同じく大盛況だ。マレーシア振興劳勿猫山王の黄振興会長はマレーシア産ドリアン「猫山王」のジャムをもたらし、多くの来場者を迎えた。黄氏は、「海南省で企業を設立した。海南自由貿易港の加工増値税及び関税免除制度を利用し、マレーシアから原料となるドリアンを輸入し海南で加工し、中国市場で販売する予定だ」と述べた。

　マレーシアの複数の燕窩（ツバメの巣）企業が消費財博で市場を開拓した。「初めて消費財博に参加するが、どの商品もよく売れている」ある企業の責任者である姚進瑞氏は、中国の消費市場の大きな潜在力を目にした。

　英国パビリオンは27社と30のブランドが出展。展示品には衣料品、酒類、食品、サプリメント、コスメ、自動車などの重要消費分野が含まれ、多くの製品が中国に初進出した。英ビジネス・通商部は期間中に「英国ブランドデー」や「英国ブランドビジネスマッチング特別会場」などの一連のイベントを催す。

　英国で100年の歴史を持つ手作り製靴ブランドのトリッカーズは消費財博に初参加し、新製品を発表した。同ブランド中国エリア責任者の崔聞氏は、「消費財博によって海外出展業者は中国の消費市場の大きな潜在力を知り、中国が世界に提供する優れた製品を目にする。中国人消費者も世界各国のより多くの優れた製品を知ることができる」と述べた。

　モンゴルパビリオンでは、衣料品、スカーフ、帽子、靴下、手袋などの質の高いウール製品が、女性消費者から特に好評を博している。モンゴル企業の代表者の鲁子氏は記者に、「当社は近年、中国の大型グローバル展示イベントに何度も出展し、中国での販路を拡大している」と述べた。次の消費財博への期待については、「消費財博は当社の重要な扉を開いた。当社はまた新製品をもたらし、より多くのモンゴル製品を中国に進出させる」と述べた。

　「中国網日本語版（チャイナネット）」2024年4月18日