国家統計局が16日に発表した速報値によると、第1四半期の国内総生産(GDP)は29兆6299億元で、不変価格の計算では前年同期比5.3%増(前四半期比1.6%増)だった。
民生銀行の温彬チーフエコノミストは、「これは予想以上の数値だ。昨年第1四半期は感染対策の安定的な切り替えと、抑え込まれていた需要が集中的に引き出された期間で、基準値が高かった。今年第1四半期はこれを踏まえた上で幸先の良いスタートを切り、通年の目標の順調な達成に向けしっかり基礎を固めた」と述べた。
国家統計局の盛来運副局長は、「この成長率は工業及びサービス業の回復の実情、3大需要指標、物理量指標と一致する。第1四半期の全社会の電力消費量は9.6%増、工業の電力消費量は約8%増、貨物輸送量は5.3%増、営業性客運量は20.5%増、港湾貨物取扱量は6.1%増で、3月末の広義マネーサプライ(M2)残高は前年同期比8.3%増だった」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年4月18日