中国自動車市場は4年で世界の「トップ」になった。第18回北京国際モーターショー2024が25日、開幕した。11台の世界初公開の車、41台のコンセプトカー、278台の新エネ車が勢ぞろいした。
90年代前半に国内の整った自動車製造体制が徐々に形成され、第1回北京モーターショーが正式に開幕した。当時の出展メーカーは372社で、来場者数は10万人。国内の人々は「世界レベルの自動車の祭典」に親しむようになった。国内の自動車市場の拡大に伴い、自動車メーカーは北京モーターショーで注目の新車を発表した。多くの高級車が注目の的になった。今や国内自動車市場は急速な拡大の段階からストックの段階に移り、自動車市場も従来のガソリン時代からスマートな電動時代に入った。
北京モーターショー2024では、各大手展示ブースの自動車が注目を集める中、各社の人気経営者も自らのPR能力を競う。北京モーターショーの開幕日、360の創業者の周鴻禕氏、シャオミの創業者の雷軍氏、理想汽車の創業者の李想氏、小鵬汽車の創業者の何小鵬氏が続々と蔚来の展示ブースを訪れ、蔚来の創業者の李斌氏から説明を受けながら新型車「ET7」を体験した。また自動車業界でも注目度の高い雷氏は移動するたびに人々に囲まれ、身動きもできなくなるほどだった。雷氏はシャオミカーの発表会で、シャオミ「SU7」のロックドイン(返金不可)の受注台数が7万台を超えており、うちBBA(ベンツ、BMW、アウディ)のオーナーが占める割合が29%にのぼっていると述べた。
ある自動車メーカーの関係者は、「10年前であれば製品は企業の最大のイメージキャラクターであったが、インターネット時代の注目度がブランドにもたらす熱により、消費者は製品を目にする前にそのブランドを認識し、目を向けるようになった」と述べた。