複数のメディアの報道によると、中国の新エネ乗用車の小売市場浸透率が初めて50%を突破し、ガソリン車を抜いた。将来的に新エネ車がガソリン車に置き換わることが決定的に見える。
市場浸透率とは、実際の販売台数が市場のポテンシャル(既定のマーケティング環境における市場の需要の限界)に占める割合を指す。乗用車市場情報連席会のデータによると、今年4月の第1−3週の全国乗用車メーカー卸売台数は前年同期比8%増の93万2000台で、うち新エネ車は同29%増の45万9000台で、新エネ車浸透率は49.25%。また昨年11月の国産ブランドのうち新エネ車浸透率は62.1%で、主流合弁ブランドの新エネ車浸透率は6.6%。つまり中国ブランドの乗用車の新エネ車浸透率が今年70%を超え、3年内に全産業チェーンで新エネ車に転向する見込みだ。これは新エネ車発展における飛躍を象徴し、戦略的新興産業である新エネ車の産業規模がさらに拡大し、世界の自動車産業の発展に大きな影響を及ぼすことを意味する。(筆者=賈新光・中国汽車工業咨訊発展公司チーフアナリスト)
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年4月26日