米連邦準備制度理事会(FRB)の当局者は最近の一連の談話で、一定期間内に高金利を維持すると再言及した。さらにある当局者は、さらなる利上げの可能性も否定しないと述べた。これについて複数の海外メディアは最近、FRBの高金利維持によりグローバルな資金が米国に流れ、各国の通貨が圧力を受け、世界経済が深刻な結果を迎える恐れがあると論評した。
ロイター通信は24日、ドル相場は1週間ベースで1カ月半ぶりの高い伸び率を示す見込みで、円を含む各種通貨が圧力を受けると伝えた。ドル円相場は先月29日に一時、1ドル=160.24円と1990年4月以来の円安水準をつけた。日本の財務省は為替市場に2回介入したと見られるが、日本のメディアと専門家は次のように見ている。日米の金利差の縮小が困難な状況下で円安の流れが続き、日本経済に大きな圧力が生じ、日本のデフレ脱却に不利。また日本の小売、エネルギー、航空などの業界に圧力をもたらし、原材料輸入に依存する企業の負担が増す。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年5月27日