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中国車、豪州で人気の選択肢に

中国網日本語版  |  2024-06-03

中国車、豪州で人気の選択肢に。豪州の道路は長期的に、日独米の自動車大手の製品が主流だったが、中国車がスムーズに一席を占めている…

タグ:中国車 豪州

発信時間:2024-06-03 14:52:50 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

豪州の道路は長期的に、日独米の自動車大手の製品が主流だったが、中国車がスムーズに一席を占めている。中国車は今年、豪州の新車販売の第3の人気選択肢となっている。豪ABCが5月31日に伝えた。

中国車の豪州での販売台数が急増し、2014年の4154台から23年の19万3433台に増加した。広汽と吉利の製品が来年豪州で発売されることで、中国車の販売台数が増加を維持する可能性が高い。

豪シドニー工科大学豪中関係研究院のマリアン・チャン氏は、「中国EV産業そのものに高い競争力がある。中国EV産業は大半のサプライチェーンをコントロールしている。その他の自動車メーカーは各大陸にサプライチェーンを分散させているが、中国ブランドのサプライチェーンは往々にして非常に短い。世界トップ20のEVメーカーのうち半数が中国企業で、そのすべてが激しい市場競争に勝ち抜いた。これらの勝者は政府補助や政策によって抜きん出たわけではなく、市場の競争と統合の結果だ」と述べた。

中豪自由貿易協定、消費者の意識向上、コスト競争力、技術の進歩、関税引き下げ。これらは中国車の豪州での販売を促した。販売の大幅な増加はEVの普及によるものだ。豪州で昨年販売された8万6828台のEVのうち中国製は7万2342台だった。

豪連邦自動車産業会議所(FCAI)の広報担当者は、「市場競争の激化と中国車の進出により、消費者の選択肢が増えた。豪州人は自分たちの勤務、娯楽、家庭生活に最も適した自動車を購入できるようになった」と述べた。しかし中国車の販売台数の増加には、中国ブランド以外の理由もある。FCAIの販売データによると、豪州で昨年販売された20万台弱の中国製の車のうち4分の1が、米テスラが中国で生産したEVだった。

豪政府は今のところ米国に倣い関税を導入していない。これは主に豪州本土に保護が必要な自動車産業がないためだ。チャン氏は、「中国はEVで市場を氾濫させているとの声もあるが、世界の自動車市場は依然としてガソリン車が中心で、消費者は最終的に自身の需要に適した製品を選択する」と述べた。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2024年6月3日

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