タイから中国ラオス鉄道を通して輸送されたドリアン108トンが今月11日、雲南省昆明市の鴻運国際物流港に到着し、輸送先ごとに仕分けされながら、順次積み降ろされていた。これらはこの後、中国各地のスーパーや商業施設、青果店などに次々と出荷されていく。これらのドリアンが中国ラオス鉄道のビエンチャン南駅から昆明の仕分け・荷降ろし場まで輸送するのにかけられた時間はわずか29時間だ。
中国ラオス鉄道の国際貨物輸送力が継続的に強化されており、南アジアや東南アジア産のトロピカルフルーツが同鉄道を通して次々と中国へ輸送されている。今年に入ってから、同鉄道で輸送された果物は前年同期比119.85%増の延べ10万トン以上に達している。
国際貨物輸送を円滑化すべく、中国の鉄道当局は中国とラオスの国境にある雲南省の磨憨国境検査所へのハードウェア・ソフトウェア導入を強化している。また、鉄道当局は税関や出入国検査所といった当局との連携メカニズムを積極的に最適化し、中国ラオス鉄道の通関に必要な時間は5時間以内に短縮されている。果物や野菜、生花、日用消費財(FMCG)といったできるだけスピーディに輸送する必要がある物品については、「優先して積み込み、迅速に発送する」対策を講じており、中国ラオス鉄道の国際貨物列車「瀾湄快線」というブランドの強みが十分に引き出されている。
雲南能源投資物流有限公司・中国ラオス鉄道運営センターの張承鸞副総経理は、「タイから輸入するドリアンやマンゴスチンといった果物は、中国ラオス鉄道のビエンチャン南の積替え駅を通過して、昆明まで輸送されている。これは、最もスピーディーな輸送方法となっている。今年に入ってから、当社は中国ラオス鉄道のリーファーコンテナを使って、タイのドリアンやマンゴスチンといった果物1万2000トンを輸送してきた」としている。 (編集KN)
「人民網日本語版」2024年7月13日